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土屋派
江戸の土屋派の名を大いに高めた初代 安親は、出羽国庄内出身で、のちに「奈良三作」 (利寿・乗意・安親) の一人に数えられたほどの名人である。安親の刀法は詩情にあふれ、かつ確実なものである。
初代 安親 ( 1670 - 1744 )
姓は土屋氏。通称・弥五人という。出羽国庄内藩士・土屋忠左衛門の子として寛文十年 (1670) 鶴ヶ岡城下で生まれる。同地の金工・佐藤珍久 (よしひさ) に師事して彫金を習い、藩士の身分を捨てて、本業とした。のちに師の娘と結婚する。34才の時、妻子を養父に預けて江戸に出て、奈良辰政について修業した。正徳年間には、奥州守山二万石の松平頼貞家に二十人扶持という破格の待遇で迎えられたが、享保年間にその職を辞して江戸神田に開業する。
銘・安親 (初代)
[ 鉄地鋤出彫色絵象図 ]
初代 安親
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