鐔の歴史と種類 - 寿楽堂株式会社

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それは本来、日本刀の部品のひとつに過ぎない。
しかし、我々は鐔を一個の独立した美術品と認め、そこに大きな芸術性を見出すのである。

歴史の重みを滲みこませた豊かさ、卓越した技術、造形文様の面白さ、味わいの深い金属の色。
鐔や刀は、我が身を守り、敵を殺傷するというのが本来の目的なのだが、鍛工たちは、そのような目的を失うことなく、なおかつ「美しさ」を伴った作品を生み出すことに苦心してきた。
(1) 戦闘中に拳を守るために鐔は堅牢でなくてはならない。
(2) 刀を振り易くするために、鐔は適切な重量をもち、バランサーの役目を果たさなくてはならない。
(3) 刀は腰に差すものなので、鐔の面積が広すぎて邪魔になってはならない。
(4) 切羽を置く切羽台に文様を刻んではならない。
(5) 櫃穴を開けなくてはならない。
このような制約を受けた限られた空間の中で美を競った先人たちに、我々は畏敬の念を表し、また、それらを鑑賞できる喜びに浸るのである。

刀匠

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