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鐔
それは本来、日本刀の部品のひとつに過ぎない。
しかし、我々は鐔を一個の独立した美術品と認め、そこに大きな芸術性を見出すのである。
(2) 刀を振り易くするために、鐔は適切な重量をもち、バランサーの役目を果たさなくてはならない。
(3) 刀は腰に差すものなので、鐔の面積が広すぎて邪魔になってはならない。
(4) 切羽を置く切羽台に文様を刻んではならない。
(5) 櫃穴を開けなくてはならない。 このような制約を受けた限られた空間の中で美を競った先人たちに、我々は畏敬の念を表し、また、それらを鑑賞できる喜びに浸るのである。